火曜日, 11月 06, 2007

 建材メーカーの「ニチアス」(東京都港区)と「東洋ゴム工業」(大阪市)による耐火性能などの偽装問題で、冬柴国土交通相は6日、閣議後の記者会見で、国交相認定を取得しているすべての防火用建材について、性能試験に不正がなかったかどうか調査する方針を明らかにした。
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 調査対象は約1万数千種類に上るとみられ、国交省では、建材メーカーに自主調査を要請したり、試験を行った指定性能評価機関に試験データに不審な点がある建材のリストアップを求めたりすることも検討している。
 冬柴国交相は会見で、性能試験での不正が相次いで発覚したことに触れ、「(試験のサンプルと)同じものが市場に流れると、だれもが考える。それを裏切ったのは誠に遺憾」と批判。「不安、混乱を避けるために(大臣認定制度の)信頼を確保できるようなことをやらなければならない」と述べた。
 同省では既に、全国六つの指定性能評価機関に対し、ニチアスが偽装していた防火用天井板(不燃板)と間仕切り壁の類似建材をリストアップし、過去の試験データの検証を指示しているが、今後は、調査対象を外壁や柱、はりなどに使用されている全防火用建材に対象を拡大する。詳しい調査方法は今後、業界団体や建材の専門家らと詰める。
 ◆偽装断熱材使用の中・高校に戸惑い◆
 東洋ゴム工業が大臣認定を不正取得した防火用断熱板の使用が発覚した中学高校では、戸惑いが広がった。給食調理室の壁に問題の建材が使用されていた富山県高岡市の福岡中学校では6日、同室の使用を一時中止。堺博昭校長は「全く寝耳に水。改修作業が終わらないと給食の作業ができない。子供や保護者にできるだけ不安を与えないようにしたい」と話した。
 部室棟の壁に問題の建材が使われていた宮城県利府町の利府高校では、「部室内で火を使うことは基本的になく、直ちに使用禁止にはしない」(高橋稔校長)としている。
(2007年11月6日 読売新聞)
 ウソばっかの世の中だね